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海の見える復興、おながわ(女川)

7月の中旬に民生委員の研修で女川町を訪れました。

石巻や汽船沼、南三陸町など他の三陸の港町同様、女川町もあの震災で壊滅的な被害を受け、震災前は1万1000人の人口が今は6千人台になっています。

7年たった今でも仮設に住んでいる人々がいますが、復興もゆっくりですが着実に進んでいます。

バスが女川町に入ったところで語り部さんがバスに乗り込み、復興途中の女川町をぐるぐる回りながら震災当時の状況から、復興途中の現在の女川町の様子を熱心に話してくれました。

40代半ばの女性の語り部さんは話がとても上手で、話に聞きほれて写真を撮るのを忘れるほどした。

女川町には震災後2回おとずれていますが、語り部さんの話で初めて知ることが多く、ただ訪れるだけでなく地元の方の話を聞くことの必要性を感じました。」

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女川町の復興が他の町と違うことは海の見える復興を進めているということでした。

写真はいただいたパンフレットの中の写真ですが、商店街の浜テラスから海を見ることができます。

震災後、街のリーダー的存在だった方がお仲間と一緒に復興には海の見える街にすることが必要と町長さんを説得し、海の見える復興を進めたということです。その時点では多くの港町が復興をどうするか決めかねていて、結局国の進める防潮堤を作ることにになってしまったのです。

平地の少ない女川町は」山を削り、海辺には、海産物の倉庫や、工場、人の集まる商店街、中間地には学校や、役場、病院など公共性の高い建物を削った土でかさ上げして作り、さらに高台に住宅をと新しい女川町にするべく奮闘している途中です。

山を削って平らにした高台には一戸建ての復興住宅、集合の復興住宅の一部が完成し、もう住んでいる方もいました。高齢者の多い町なので買い物に利用する町内バスも運行しているようです。

防潮堤で、海の見えない街の復興を見ている私には商店街から海が見える風景は新鮮で魅力的な風景でした。

 昼食後、私が親しい方への贈り物に利用しているかまぼこ会社の高政を訪問し、蒲鉾を製造している一連の流れを見学しました。

この会社の社長さんが海の見える女川の復興を真っ先に押し進めた方で、実際に蒲鉾の製造についての説明もしてくれました。

語り部さんによると震災後、困難な状況のなか多くの人の協力で、残っていた蒲鉾の材料やかろうじて動く機械で、蒲鉾を作っては被災した人人へ1ヶ月以上提供したということです。

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語り部さんの話に感動した一行は競って蒲鉾をお土産に買い求めました。

今回の訪問で女川町と女川町でただひとつの蒲鉾工場、高政のことを詳しく知り、どちらも応援したくなった訪問でした。


 

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コメント

さっこさん こんにちは~(^^♪
民生委員のお仕事、ご苦労様ですね!
でも「いい勉強が出来た」と私は思っています。

女川町の海の見える復興計画…大切なことだと思います。
海と共に生活して来た人たちにとって、海岸線を高いコンクリートの防潮堤で囲ってしまうことは再建につながらない気がします。
安倍夫人もそのような活動をしていらっしゃったように思いますが・・・??
仙台の笹かまぼこ大好きです…TVで工場が被災してお店を改造して商売を続けていらっしゃる様子を見ました。
高政の蒲鉾も美味しいのでしょうね!

投稿: とんちゃん | 2017年8月 5日 (土) 17時28分

7年経過してもまだ仮設住まいの方が
いらしゃる現実から私たちは目をそむけては
いけませんね
海が見える復興
大きく母のように温かな海が悪魔のように化した
でも人々はその海と共に生きてきた
生活の一部なんですね
分かるような気がします

主人は民生員を卒業しました
ヒサ子様は頑張ってください

投稿: おばさん | 2017年8月 5日 (土) 21時57分

おはようございます!
台風の雨が降っていますが、今のところ大人しく
しとしと、と云った感じです。
海の見える復興・・・魅力的に感じます。
お役人の考えに任せるのでなく、住んでいる人達から
出てくる意見が大事だと云うことを思います。
何処へ行っても、唯行って見た だけでは理解が深まりませんが、専門家の案内があるとホントによく理解できます。よいお勉強になりましたね。
サッ子さんのブログで私も勉強させてもらいました。

投稿: tomoko | 2017年8月 7日 (月) 06時42分

防潮堤、津波から命を守るためには必要な措置だとは思いますが、、震災で被害を受け防潮堤で囲まれた海辺を訪れた時は、異様な風景に残念でなりませんでした。海辺の風情がありません。別の選択はなかったのかと思いました。

明け方から断続的に強い雨と風が吹いています。そちらはどうでしょうか、仙台七夕はアーケード街はだいじょうぶのようですがそれ以外は2日間で終わったようです。

投稿: 我妻ヒサ子 | 2017年8月 8日 (火) 08時54分

とんちゃんさん
コメントにおなまえを言えるのを忘れました。upです。

投稿: 我妻ヒサ子 | 2017年8月 8日 (火) 08時58分

おばさん
今も仮設に住んでおられる方の大半は高齢の方が多いようで、実際に仮設住宅を見ると胸が痛みました。
すぐそばには新しい復興住宅が完成し、住んでいらっしゃるわけですのでその格差が何とも言えません。それもあと1~2年だと思うのですが、せめて私たちは仮説がなくなるまで何らかの形でよりそっていきたいものです。
松林のない海辺の風景は情緒がなくて寂しいです。

投稿: 我妻ヒサ子 | 2017年8月 8日 (火) 15時02分

台風、岡山は何ともなかったのですね。
安心しましたが被害にあわれた方々には本当にお気の毒です。早く回復されることを祈るのみです。
仙台は真夜中から強い雨が不断続的に降り続けていて、1日家にこもっています。昨日の午後の数時間が8月になってからの唯一の夏らしい天気でずっと湿っぽい天気が続いています。先ほどメールが届きました。

あの大震災からの復興にはまだまだ時間がかかることを感じた研修でした。
被災地を訪れると工事のトラックが当たり前のように行きかっています。

投稿: 我妻ヒサ子 | 2017年8月 8日 (火) 15時21分

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